2018年に入り、インフルエンサーを活用したインフルエンサーマーケティングはさらに加速しつつあります。

市場のトレンドを調べるツール・Googleトレンドでも、2,3年前までは非常に小さかった山が昨年から大きくなっていることがわかります。
インフルエンサーマーケティングの市場

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インフルエンサーマーケティングの市場規模も現在は全世界で5億ドル規模と言われていますが、これが5年後には50〜100億ドルまで成長するという予想されており、日本でもブランディング目的の主力広告として大きく成長していくことが考えられます。では、インフルエンサーを活用したマーケティングにおいてROIを最大限に高めるためにはどのように広告展開をしていけば良いのでしょうか?

2017年はフォロワー数重視。2018年は?

2017年のインフルエンサーマーケティングは、とにもかくにもフォロワー数至上主義でした。とにかくフォロワー数が多いインフルエンサーを確保し、どれだけ多くのフォロワーにリーチできるか、ここを軸にPR展開している企業様が非常に多かったです。実際、弊社で実施させていただいた案件の多くはフォロワー数をベースに料金設定をさせていただくことが多く、企業様からのニーズも、とにかくフォロワー数が多いインフルエンサーをピックアップして欲しい、という内容が非常に多かったです。

もちろんフォロワー数も非常に重要な指標です。投稿を見るのはフォロワーであり、フォロワー数=ファンとも言えるSNSの構図において絶対に外すことの出来ない指標です。しかし、そこだけを見てインフルエンサーを決めるのは少し早計かもしれません。

大切なのはそのインフルエンサーの影響力であり、どれだけその投稿に共感してくれる人がフォロワーの中にいるのか、あるいはその投稿に反応したユーザーに対し、その商品やサービスに関する接触機会(フリークエンシー)を適切なタイミングで仕掛けられるかが非常に重要です。これだけ多くの商品が世にあふれており、可処分時間を取り合っている現代において一度インフルエンサーの投稿を見ただけで購買に至るケースは少ないのが現状です。もちろん投稿一回でも認知度を高めることはできます。しかし、それは非常に限定的で商品やサービスの魅力を伝えるに十分とは言えません。

またSNSは常に進化していくので、プラットフォームの整備が進むとマーケティングがさらに効果的になる場合があります。例えば、最近ではInstagramのストーリーを活用したPRが注目されています。今まではインスタのフィード上に投稿する形が主流でしたが、最近ではInstagramのストーリーでPRする企業様が増えてきています。

最大のメリットはリンクが張れるので誘導が容易であること、また24時間はストーリーの枠に表示されるので、投稿を見逃しにくいことが挙げられます。また、アカウントではなく、ハッシュタグをフォローする機能も実装されたため、非常に活用する幅が増えたと言えるでしょう。最近ではライブコマースという新しいECの形も登場し、インフルエンサーが販売者となって商品販売を行っているのを目にする機会も多くなっていくことでしょう。