最終更新日:2024年9月13日
ASO対策とは『アプリストアの最適化』であり、アプリマーケティング
ASO対策とは、アプリのダウンロード数を伸ばすために、App Store内あるいはGoogle Playストア内のテキストやレビュー、スクリーンショットなどを最適化させることを指します。アプリのマーケティング全般を指すといっても過言ではないでしょう。ASOは、App Store Optimizationの頭文字を取った略称で、アプリストア内のSEO対策と言われています。
ASO対策は下記3点が重要と言われています。
①テキスト部分を最適化させ、キーワード検索の順位を上げる
②レビューを改善し、ダウンロード率を上げる
③スクリーンショットやアイコンを最適化させ、ダウンロード率を上げる
ASO対策のやり方は、まずキーワードを最適化させる所から
ASO対策のやり方は、まず第一に、タイトル、サブタイトル、説明文、キーワードなど、デベロッパー画面で登録できるメタデータを徹底的に作り上げることです。タイトルや説明文には、アプリ名を入れることはもちろんですが、キーワード検索で引っかけたいキーワードをしっかり入れ込むのがポイントです。PlayストアとApp Storeで、キーワード検索に関わる設定項目は異なりますが、最も重要な設定項目はタイトルです。必ずタイトルの前半部分に検索にヒットさせたいキーワードを入れ込むようにしましょう。アプリ名を入れる場合、ユニークのことばであれば、タイトルの後半に持ってきても検索順位で1位をとれるでしょう。ただし、競合のアプリ名でもヒットさせたいからと言って、競合アプリ名をタイトルに入れることはNGです。
またタイトルを決める際、アプリ名やジャンル系のキーワード以外にも、必ずサジェストキーワードを参考にするようにしましょう。サジェストキーワードとは、キーワード検索時に表示される検索候補キーワード群のことです。サジェストキーワードはクリックされる頻度も高いと考えられるため、これらのワードもうまく入れ込むようにしましょう。
ASO対策の一部であるキーワードの最適化は自社でもできる対策なので、テキストデータをしっかりと作り込んで設定するようにしましょう。できればABテストを行い、順位の変動やダウンロード数の変化を追っていくことがベターです。
アプリのレビューを改善し、ダウンロード率を向上させることも重要
テキストを最適化させたら、次はレビューをチェックしてみましょう。一番重要なのは点数(評価)です。レビューの評価が2.0から4.0になるだけで、インストール数が5倍以上増えるという調査結果もあり、レビューを高評価の状態でキープすることが大切です。
レビューの点数の仕様に関して、iOSは全評価の平均点が表示される一方、Androidは直近1〜2ヶ月の評価の平均点が表示される仕様のため、直近で低評価がたくさん付いてしまうと、それまでの評価がどんなに高くても表示される点数は低くなります。
またレビュー数は、ダウンロード率以外にもキーワード検索の順位にも影響すると言われています。良質なレビューを増やすことでキーワード検索の順位が上がり、それにより検索経由でのオーガニックのダウンロードが増えるといったサイクルを作ることができます。
点数以外にもファーストビューに表示されるレビューは要チェック
全体的な評価の底上げはもちろんですが、参考になった順で並んでいるファーストビューにネガティブなレビューが表示されないようにすることも大切です。ファーストビューのレビューは、Androidで3件、iOSで6件(少しわかりづらいですが、右にスライドできる仕様になっています)が、初期設定で「参考になった順」で表示される仕組みになっており、非常に目のつきやすい場所にあります。そのため、ファーストビューにネガティブなレビューが存在することでダウンロード率の低下を招く恐れがあります。
ファーストビューのレビューを改善させるためには、主に①低評価のレビューの順位を落とし、高評価のレビューの順位を上げる方法と、②ネガティブなレビューが削除されるよう対策する方法があります。いくら広告を出稿しても、レビューの状態が悪いとCPIは悪化してしまうため、重点的に対策することをおすすめします。当社では、各種レビュー対策を行っておりますので、レビューに関してお悩みの場合は、下記よりお気軽にご相談ください。
スクリーンショットやアイコンの最適化も重要
スクリーンショットやアイコンなど、ビジュアル訴求できる箇所もよく見られる部分なので、アプリのイメージがしっかり伝わるようなクリエイティブにしましょう。スクリーンショットは、できる限り枚数をフルで用意し、アプリの内容が全枚数確認しただけで伝わるような構成が理想です。
アイコンに関しても、検索時に各アプリのアイコンが一覧で並ぶ仕様になっているため、色味や文言などで差別化を図るようにデザインしましょう。
キーワード検索の対策で抑えておきたいポイント
ユーザーがアプリをダウンロードするきっかけの大半は、テレビCMをはじめとする広告ですが、キーワード検索も非常によく利用されています。ランキングからの流入も多いですが、App Storeの場合、ユーザーがダウンロードしたアプリの約70%がキーワード検索経由という発表(参考:https://www.entrepreneur.com/article/275376)もあるため、キーワード検索の対策も非常に重要です。
キーワード検索の順位を上げるためには、先述したタイトルや説明文などを最適化させることはもちろんですが、他にも影響する要素があると言われています。1つずつ抑えておきたいポイントを解説していきます。
①ページ内のテキスト
先述したように、タイトルやサブタイトル、説明文など、設定できる各項目にしっかり上昇させたいキーワードを入れ込むようにしましょう。AndroidとiOSで設定できる項目は異なりますが、検索需要のありそうなキーワードをうまく入れ込んでいくのがポイントです。
②レビュー内容や点数、件数
主に検索順位よりもダウンロード率に関わってくる部分ですが、レビューの内容や点数、件数も順位に影響すると言われています。ポジティブなレビューが増えていくようアプリのチューニングを日々行うことが大切です。また、レビューに対して返信を行うこともできるので、できれば全てのレビューに対して返信することをおすすめします。
③アクティブユーザー数
アプリはダウンロードされて終わり、ではありません。ダウンロード後にアクティブなユーザーがどれくらいいるかという指標も各ストアは見ているようです。継続率が高いアプリほど、検索順位が高くなる傾向にあるようです。そのため、ログインボーナスを導入するなど、できる限り高頻度で一定期間使ってもらえるようなアプリになるよう設計していきましょう。
④アンインストール率
③にも関連しますが、ダウンロード後、すぐにアンインストールされてしまうようなアプリは、上位化が難しいとされています。序盤に不具合があったり、次の日もアプリを開いてもらえるような仕組みがないと短時間でのアンインストールにつながりやすいです。
⑤そのキーワードでのダウンロード数
例えば「マッチング」で上位化させたい場合は、「マッチング」で検索したユーザーが増えると順位は上がりやすくなる傾向にあります。そのため、ASA等で上位化させたいキーワードの広告を出稿することも検討するようにしましょう。
以上のように、検索順位は、上記の要素を中心に、総合的に判断され決まると言われています。そのため、レビュー対策やテキストの最適化など、テクニカルな施策以外にも、アプリのクオリティを上げ続けていくことが必要不可欠となります。
ASO対策は、上述した内容を最適化させることになりますが、短期間で達成することは困難です。タイトルや説明文、プロモーションテキスト、サブタイトル、キーワードなどは日々チューニングを行い、検索順位の変化を追っていくことが大切です。同時に競合アプリがどのような内容で設定しているかもしっかりチェックするようにしましょう。
ASO対策の実績(一部)
内部対策とレビュー対策を並行して行い、順位の上昇が確認できています。
おすすめのASO対策ツールは?
ASO対策に活用できる代表的なツールをご紹介します。
data.ai公式サイト
https://www.data.ai/jp/
キーワード検索の順位動向はもちろん、レビューの確認や競合アプリの分析等、広く活用できます。
Adjust
https://www.adjust.com/ja/
様々なデータを計測してくれるツールで、多くのデベロッパーが利用しています。料金プランも3種類用意されているため、アプリの規模から選択することが可能です。
よくある質問
- Qレビュー対策の契約期間などはありますか?
- Q内部対策、レビュー対策ともにPlayストア、App Storeで実施は可能ですか?
- Qレビュー対策を行う場合、レポートはありますか?
- Qファーストビューのクリーニング施策のレポートや契約期間はどのような感じですか?
- Q投稿したレビューが反映されないんですが…
- Qレビュー対策を急ぎでお願いしたいんですが、いつから可能ですか?
- Q海外のストアは対応可能ですか?
ASO対策の費用
レビュー投稿:1,300円〜(1件あたり・税別)
※施策内容に応じて都度お見積もりとなります。お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ・お申し込み
#ASO対策