最終更新日:2023年12月2日

ヤフー・グーグルのネガティブな検索サジェストキーワードの削除方法をプロが解説

ネガティブなサジェストキーワードを削除する方法は大きく分けて、①サジェスト対策会社に依頼する、②弁護士に依頼する、③プラットフォーマーに削除依頼を出す、の3種類があります。この記事では、サジェスト汚染や、関連キーワードを削除(非表示)する方法を解説していきます。

3分でわかる!サジェストを削除する仕組みの解説動画

ネガティブキーワード対策問い合わせ

サジェストキーワードは、言わばその検索キーワードの第一印象

サジェストとは、キーワード入力時によく検索されている候補キーワードを表示してくれる機能のことを指し、別名オートコンプリートや検索候補キーワードと呼ばれています。サジェストは、ユーザー(お客様)がキーワードを入力した時に一番始めに目に付く付加情報のため、人で言うところの第一印象にあたります。人においても、第一印象が悪いと、「この人とお付き合いして大丈夫かな…」と不安になることがあるように、サジェストもネガティブなキーワードが表示されていると、悪印象を与えてしまうことになります。このような状態はサジェスト汚染とも呼ばれ、サジェスト汚染の状態が続くと、企業や商品イメージを損なうリスクや、営業活動、採用活動に支障がでるリスクがあります。そのため、サジェスト対策を行い、サジェスト汚染を解消する必要があり、近年ブランディングの一環として、サジェスト対策に力を入れる企業様が増加しています。

また、広告目的でサジェスト対策を行うケースもあります。具体的には、「新宿 美容院」と入力したときに、店舗名を表示させ、アクセスアップを図るようなイメージです。

では、具体的にサジェストの削除はどのような時に行えば良いのでしょうか。例を見ていきましょう。

例:企業名(店舗名)を入力したとき

サジェスト汚染の最も多い例がこのパターンです。企業名や店舗名を入力すると、以下のようなネガティブキーワードが表示されていることがあります。

社名に関するネガティブキーワードの例

ブラック、パワハラ、怪しい、ひどい、倒産、やばい、詐欺、事件、最悪、反社、

例:商品名(サービス名)を入力したとき

会社名ではなく、商品名やサービス名でもネガティブなキーワードが表示されることがあります。

商品やサービスに関するネガティブキーワードの例

解約・ぼったくり・クーリングオフ・効かない・効果なし・つまらない

上記のようなキーワードが表示されていると、企業イメージやブランドの毀損につながります。実際、当社にもこのようなキーワードが表示されてしまったというご相談を多くいただいており、表示される前と後ではコンバージョン率や採用活動のエントリー率が大きく変化することが確認されています。サジェストにネガティブなキーワードが表示されてしまっている場合は、早急にサジェスト汚染の削除対策を行うことが必要です。

Yahoo(ヤフー)サジェストを削除するには?

Yahooのサジェストや虫眼鏡部分に表示されるキーワードは、多くのユーザーがそのキーワードを検索しているかどうかで決まると言われています。

ヤフーサジェスト表示

サジェストや虫眼鏡部分にネガティブなキーワード表示されていると言うことは、少なくとも誰かがそのワードを検索しているということになります。ただ、よく検索されているからといって必ずしもサジェストに表示されるわけではありません。キーワードの組み合わせによっては表示されないこともあるようです。
また、サジェストと虫眼鏡部分で表示されるキーワードは若干違いはあるものの、概ね同様のキーワードが表示される仕組みとなっています。更新頻度は基本的に毎日です。iPhoneやMacのデフォルトブラウザであるsafariやchrome、edgeなどのブラウザ間での差異や、検索地点での差異は基本的にはありません。ヤフーのサジェストを削除するためには、基本的に削除したいサジェストキーワードの代わりに別のキーワードを押し上げて、削除したいサジェストキーワードの順位を落とすことが必要です。

Google(グーグル)サジェストを非表示にするには?

一方、Googleのサジェストも基本的には多くのユーザーが検索しているキーワードが表示されると言われています。また、自分の過去の検索キーワード履歴もサジェスト部分に表示される仕様のため、混同しないようにする必要があります。

Googleサジェスト表示

Googleの場合、ヤフーと異なり、検索場所や過去の検索履歴によっても表示されるサジェストは異なります。Googleのサジェストを非表示にするには、ヤフー同様、基本的には他のサジェストキーワードを押し上げて非表示にしたいサジェストキーワードを押し下げる必要があります。

Google、ヤフーの「関連キーワード」と「他の人はこちらも検索」の仕組み

サジェスト以外にも、GoogleやYahooには関連検索ワード(関連キーワード・他の人はこちらも検索)が表示される箇所があり、表示の仕組みがやや複雑です。そのため、まずは正しくその仕組みを理解する必要があります。

グーグルの関連キーワードの表示場所

Googleの場合、キーワード検索する場所やPC、スマホで検索する場合で表示内容が異なります。表示場所は様々で下記3種類あります。

①検索ボックス下(スマホのみ)

Googleの関連キーワードその1

②検索ページ最下部

Googleの関連キーワードその2

③再検索時の検索ボックス

Googleの関連キーワードその3

①は、2023年の6月あたりから実装されたようで、スマホのみ表示される仕様になっています。②は検索ページの下部に表示されます。③は再検索時に検索ボックスをクリックすると表示され、①と②が表示される傾向にあります。
また更新頻度は、キーワードによって異なりますが、更新が頻繁に行われるキーワードで月に1回、なかなか更新されない関連検索ワードになると6ヶ月に1回程度のワードもあります。そのため、対策が比較的長期化しやすい傾向にあります。

グーグルの「他の人はこちらも検索」の仕組み

PCの場合、検索してサイト閲覧後、ブラウザバックをしたときに、「他の人はこちらも検索」というキーワードが表示されます。

他の人はこちらも検索機能

この部分に関しては、基本的に関連キーワードの中から6個が表示される仕組みとなっており、関連キーワードを非表示化させることで連動して表示されなくなるケースが多いです。そのため、他の人はこちらも検索部分に表示させないようにするためには、グーグルの関連キーワードから取り除く必要があります。

ヤフーの関連キーワードの表示場所

ヤフーの関連キーワードの表示箇所は2箇所あります。

①検索ページ最下部

Yahooの関連キーワード1

②検索ページの途中(スマホ)

Yahooの関連キーワード2

ヤフーの場合、まれに①の「関連検索ワード」という文言が「他の人はこちらも検索」という文言に変化する場合があり、「他の人はこちらも検索」と表示されるキーワードに関しては、グーグル関連キーワードが引用されている可能性が高いです。そのため、あるキーワードで検索し、最下部の「関連検索ワード」が「他の人はこちらも検索」という文言で表示されてかつネガティブなキーワードが表示されている場合は、グーグルの関連キーワードもチェックするようにしましょう。

Yahoo・Google検索のサジェスト汚染の消し方

Yahoo・Googleのネガティブなサジェストキーワードを削除したい場合、主に3つの方法が存在します。

1.自分でサジェスト削除の申請を出す

サジェストを削除したい場合、ヤフーやグーグルにサジェスト汚染の削除依頼を出すことができます。しかし、検索エンジンは公平性、利便性を重要視しているため、名誉毀損にあたる内容や、法律に違反するような内容である場合を除いて削除されるケースは少ないのが実情です。詳しくはオートコンプリートポリシーをご覧いただき、こちらに記載があるキーワードであれば、一度削除申請を出してみると良いでしょう。

Googleサジェストの削除申請は、キーワード入力時に表示されるサジェストの右下部分より行うことが可能です。

サジェスト削除申請

もう少ししっかりとした形でGoogleに申し立てを行う場合は、下記より申請が可能です。

https://support.google.com/legal/contact/lr_legalother?product=searchfeature

自分で削除申請を行い、申請が認められるとおおよそ1ヶ月程度で削除されることが多いです。そのため、1ヶ月経っても削除されない場合は、他の方法を実行することをおすすめします。削除されるためには、明らかに権利侵害があることを証明する必要があり、パワハラやブラックなどは、なかなか証明が難しいため、削除が認められないケースが多いです。

申請後、サジェストが削除されない場合は・・・

申請を出してみたものの、Googleサジェストが削除されない場合は、費用がかかってしまいますが、弁護士対応またはサジェスト対策会社への依頼が必要です。サジェスト対策を自分で行うのは難しいため、専門家への依頼を検討しましょう。下記、弁護士と対策会社に依頼するケースの解説となります。

2:弁護士にサジェスト削除を依頼する

検索エンジンに削除依頼を出す点は同じですが、弁護士を通じて法的なアプローチを行うことで削除率は高くなります。しかし、着手金等発生する場合もあり、削除に成功しても再度別のネガティブワードが表示されるケースもあります。その都度費用が発生するとなると割高になる可能性があります。
一点注意点として、弁護士を通じて削除申請を行う場合、必ず企業様と弁護士が直接やりとりを行い、両者間で直接契約する必要があります。間に会社を挟んで金銭のやりとりが行われたり、弁護士を名乗って間の会社が申請を行う行為等は違法(非弁行為)となりますので、弁護士を通じての削除申請をご希望の場合は、必ず直接弁護士に相談するようにしましょう。

現役弁護士が解説

検索エンジンに削除依頼を出す場合は、1回目の申請が非常に重要です。というのも、1回削除依頼を行い、認められなかった場合に再度申請を行っても通るケースは非常に少ないためです(特にGoogleの場合)。Googleのオートコンプリートポリシーをよく理解し、ポリシーのどの部分に反しているのか、また反していなくても法的根拠がある場合は、どの法律の第何条に違反する内容なのかを特定し、かつ、なぜ違反しているのかを具体的に主張・立証することがポイントです。削除請求の法的根拠として現行法上認められ得るのは、主に、名誉棄損、侮辱、偽計業務妨害罪の3つです。しかしながら、いずれも立証のハードルが非常に高く、例えば、自分の名前を検索した際、サジェストで「●● 強盗犯」と表示されるなど、極端な場合以外は、削除が認められる可能性は極めて低いといえます。

以上より、弁護士に依頼して削除申請が通らなかった場合や弁護士に相談した段階で法的根拠が弱いと説明された場合、あるいは、削除請求にかかる費用を抑えたいという方は、下記「3.サジェスト対策会社に依頼する」など別の手法を試みることが好ましいと考えられます。

伊藤海

◆経歴
2012年に司法試験に合格、2014年に弁護士登録。都内の法律事務所から2018年に独立して伊藤海法律事務所を開所。2019年には弁理士登録。ITや芸能・エンタメ産業を中心に企業法務、知的財産権マネジメントを手掛ける。

http://kai-law.jp/

3:業者に依頼する

当社のようなサジェスト対策会社が専門的な対策を行って、キーワードの削除を行います。手法としては先述したとおり、別のサジェストキーワードを上位に押し上げ、ネガティブキーワードを相対的に押し下げる対策を行います。押し下げに成功した後は、ネガティブキーワードが再表示されないよう押さえ込む対策を行います。

押し上げるキーワードは、例えば会社名で対策を行う場合は、「電話番号」「採用」「住所」「お問い合わせ」など、当たり障りないキーワード、かつ容易に上位化できそうなキーワードを当社の方で選定します。もし、上位化させたい代替キーワードがある場合は、できる限りご希望に応じて対策させて頂きます。

その他にも、当社独自の手法として、ネガティブキーワードをピンポイントで削除する手法もあります。押し下げる手法の場合、検索する場所によって押し下がっておらず、ネガティブキーワードが表示されたままになるケースがありますが、弊社のピンポイントで削除する手法の場合、サジェストキーワードの候補群からネガティブキーワードを根本削除する手法のため、どこで検索してもネガティブキーワードが出現しないというメリットがあります。ただ、押し下げる施策同様、継続的に行わないとサジェスト更新のタイミングで再表示されてしまう可能性が高いため、どちらの手法にしても継続的な施策が求められます。

どちらの手法が効果的で早く結果が出るかは、最終的には施策をしてからの判断となるため、当社では両方の施策を同時で行います。そのため、他社様よりも成功率は高くなります。

ネガティブキーワード対策問い合わせ

サジェスト削除対策の業者を選ぶコツ

サジェスト削除対策を対策会社に依頼する際、比較検討する上で下記のポイントを抑えて行うことをおすすめします。

サジェスト削除対策業者の選び方のポイント

①実績数は十分あるかどうか

②その対策会社の名前で検索したときに、サジェストや関連キーワードにネガティブなキーワードが表示されていないかどうか

③わかりやすい形で進捗の確認ができるかどうか

④どの検索エンジンのどの部分にネガティブなキーワードが表示されているか適切な提案をしてきているかどうか(不必要な対策が提案されていないかどうか)

当社にお申し込みいただくメリット

1:高い技術力による成功率

当社は10年にわたって本機能を研究し、サービス展開してまいりました。そのため、サジェスト、関連キーワードの非表示対策において、高い成功率を誇っております。また、サジェストや関連キーワードは、日々アップデートを繰り返しており、ロジックが変わることも多いですが、当社では常に新しいロジックを把握し、対策に反映されておりますので、常に安定したサービスを提供することが可能となります。サービス提供先も、上場会社様から個人の方まで幅広く提供させて頂いております。

サジェストのロジック

2:高性能ネット風評監視ツールを無償提供

ネット上のリスクを常に把握できるよう、また対策の進捗が一目で把握できるよう、当社独自のツールを貸与いたします。

管理画面イメージ①
サジェスト削除対策の監視ツール1
管理画面イメージ②
サジェスト削除対策の監視ツール2


サジェスト、関連キーワードは全てキャプチャ付きで毎日自動取得。エビデンスもバッチリです。

管理画面イメージ③
サジェスト削除対策の監視ツール3


サジェスト、関連キーワード以外にも、twitter、爆サイ、ホストラブ(ホスラブ)、Google口コミ、Instagram、2ちゃんねる、Yahoo!知恵袋、検索結果に特定のキーワードを含むコンテンツがどれくらい投稿されているかを日々監視できます(オプション扱いとなります)。

監視できる項目

サジェスト削除対策の監視項目

よくある質問と回答

Q
Yahooのサジェスト削除の成功率はどれくらいですか?
Q
Bingのサジェスト削除の成功率はどれくらいですか?
Q
YouTubeのサジェスト削除は可能ですか?
Q
サジェスト汚染の削除はどのように行うのですか?
Q
ネガティブなサジェストワードが何個あっても料金は一律ですか?
Q
サジェスト対策をすれば、関連キーワードも消えますか?
Q
レポートはどのようになりますか?
Q
急ぎで対応をお願いしたいんですが、対策はいつから可能ですか?
Q
サジェスト汚染に違法性はあるのでしょうか?
Q
chromeやsafariのサジェストを削除するにはどうすれば良いでしょうか?
Q
最安値というのは本当ですか?

お見積もり・お問い合わせ

状況により異なりますので、対策キーワードをまずはご教示ください。調査をさせて頂き、お見積もりをお送りいたします。

ネガティブキーワード対策問い合わせ