グーグルでキーワード検索を行う際、便利な機能の1つでもあるサジェスト(検索候補)機能。オートコンプリート機能とも呼ばれているこの機能は、いろんな人がよく検索しているキーワードを羅列してくれるので、入力の手間が省けて便利な一方、表示させて欲しくないキーワードが表示されることも多々あり、頭を悩ませている企業様も多いのが実情です。
例えば、会社名を入力したときに「ブラック」というキーワードが検索候補として表示された場合。会社名を検索していると言うことは、その人が少なからずその会社に興味を持っていたり、調査や情報収集を行っていることが考えられます。そんな中、「ブラック」というキーワードが表示されていたら、少なからず良いイメージは持たないのではないでしょうか。グーグルの検索候補表示機能は非常にやっかいで、一度表示されてしまうとなかなか消えません。そのためにも、サジェスト対策を行う場合は、まずグーグルサジェストの仕組みを正しく理解し、適切な対策を行う必要があります。

まずは、グーグルサジェストの仕組みから解説していきます。

Point1:グーグルのサジェストが表示される仕組みは”よく検索されているかどうか”

Googleのサジェストは、基本的に入力したキーワードから始まるよく検索されている複合キーワードが表示される仕組みとなっています。また、サジェストの上位に表示されている複合キーワードほどよく検索されていると言われています。「ブラック」などのネガティブキーワードは、どうしても目に付きやすく、クリックを誘いやすいので、結果としてたくさんの人がクリックし、長く残ってしまうと言うわけです。そのため、ネガティブなサジェストキーワードが上位に表示されている場合は、検索している人が多いので良くない状況にあると判断する方が良いでしょう。

Point2:表示されるサジェストは、地域、デバイス、検索履歴によって表示が異なる

グーグルの基本的な考え方として、そのユーザーごとに使いやすくなるようにパーソナライズ化される傾向にあります。そのため、サジェストに関しても地域差やデバイス差などが発生します。
わかりやすい例で言うと、「美容院」と検索する際、新宿と大阪では表示内容が異なります。

●東京都中央区で「美容院」と入力した場合
中央区のサジェスト

●大阪府大阪市で「美容院」と入力した場合
大阪市のグーグルサジェスト

このように表示内容が異なります。大阪で美容院と検索しているのに、サジェストキーワードで銀座を表示しても、ユーザーフレンドリーとは言えません。そのため、グーグルは、地域を見て表示させるサジェストキーワードを変えていると判断できます。

ただ、サジェストの枠が全て埋まっていないキーワードの場合、場所、端末を問わず同じサジェストが表示される仕組みとなっています。例を見てみましょう。

●東京都中央区で「名古屋 カフェ プリン」と入力した場合
名古屋 カフェ プリンのサジェスト

●大阪府大阪市で「名古屋 カフェ プリン」と入力した場合
大阪府の名古屋 カフェ プリンのサジェスト

グーグルのサジェストの表示枠は最大8ワードです。検索ワード「名古屋 カフェ プリン」のサジェストは7ワードしかありません。このような場合は、地域関係なく同じサジェストキーワードが表示される仕組みとなっています(順番は異なる場合があります)。
また、このケースにおいて、注目すべき点が1つあります。入力キーワードが「名古屋 カフェ プリン」であるのにかかわらず、その入力キーワードから始まっていないサジェストワードが複数あります(プリンスホテル 名古屋 カフェ以降ですね)。

サジェストの仕様的に、入力キーワードからはじまる複合キーワードが表示されるはずです。にも関わらず、そうでないキーワードが5コもあります。これは、サジェストキーワードが8コに満たない場合は、それに関連する(と思われる)キーワードが表示される仕様のようです。そのため、実質「名古屋 カフェ プリン」のサジェストキーワードは、現状2つしかないと言うことになります。例えばこの状態で「名古屋 カフェ プリン おすすめ」というキーワードがよく検索されると、本来のサジェストキーワードではない5コのキーワードよりも優先的に表示されるはずです。このあたりの仕様はサジェストマーケティングを行う上で、理解しておくことをおすすめします。

Point3:再検索時に表示されるサジェストは、実は関連キーワード

これも非常に分かりにくい仕様なのですが、何かしらキーワードを検索して、別のキーワードで再検索をしようと入力ボックスをクリックした際、同じようにサジェストが表示されますが、元々のサジェストキーワードと違うキーワードが表示されるのが分かります。

●大阪で「美容院」というキーワードを検索後、再検索しようとした場合
再検索時のサジェストキーワード

先ほど大阪で表示されていたサジェストキーワードと比較すると、内容がガラッと変わったことが分かると思います。実はこれは関連キーワード呼ばれる、グーグル検索ページの最下部にある他のキーワードが引っ張られる仕組みとなっています(サジェスト部分に表示されているキーワードと、他のキーワードに共通しているキーワードが多く見受けられるのが分かると思います)
再検索は日常的によく行われるものなので、サジェストが正常な状態でも、再検索時のサジェスト(他のキーワード)が汚染されているというケースも非常に多いので、必ず両方確認するようにしてください。
この再検索時のサジェスト(他のキーワード)と、通常のサジェストは別ロジックで更新されるため、汚染されている場合は、それぞれに特化した対策が必要となります。
さらに、この他のキーワードは、去年の秋頃から、Yahooにも表示されるようになりました。Yahooで「名古屋 カフェ プリン」と検索して見ると…

Yahooの関連キーワード

「他の人はこちらも検索」という名称で、検索ページの最下部に8コのキーワードが表示されており、グーグルの他のキーワードを多くのキーワードが共通しているのがわかります。

名古屋 カフェ プリンのサジェスト

元々Yahooの検索エンジンはグーグルの検索エンジンを使用しているので、この部分に関しても共通の仕様にしたということでしょう。

サジェスト汚染を削除する方法

サジェストの仕組みが理解できたところで、次に削除(非表示)する方法を解説していきます。

削除方法その1:検索候補一覧の右下に表示されている「不適切な検索候補の報告」からグーグルの申請

1つ目のアプローチは、グーグルに報告して削除してもらう方法です。キーワードを入力語、検索候補の右下に「不適切な検索候補の報告」という表記があるのが分かるかと思います。ここからグーグルに申請を出すことが可能なので、まずはこちらから申請してみましょう。

検索候補の削除申請

しかし、こちらの機能の問題点は、グーグルが100%対応してくれるとは限らない点です。むしろ、削除されることの方がまれと言われています。グーグルは公平性を重視しているため、個人的主観程度の内容では削除に応じない方針のようです。そのため、申請して1ヶ月経過しても消えない場合は、諦めて2つ目のアプローチ方法を試す必要があります。

削除方法その2:対策会社に依頼する

検索候補は、アルゴリズムに基づいて表示されています。そのため、アルゴリズムに知見がある業者であれば、対応可能なケースがあります。もちろんこのアルゴリズムは、公表されているわけではないため、誰でも知っているわけではありません。専門の業者に依頼するときは、

●実績はどれくらいあるのか
●成功率はどれくらいか

上記の項目を中心に確認するようにしましょう。

当社では、Googleの検索候補の削除には95%以上の確率で成功している実績がございます。
対策をご検討の際は、こちらをご覧下さい。

検索候補の削除と非表示。そもそも何が違うの?

ヤフーやグーグルの検索候補に関しては、削除と非表示2つの概念があります。検索候補は、数ある候補の中からヤフーは上位10キーワード、グーグルは上位8キーワードが選定されてサジェスト部分に表示されています。検索候補の削除は、この数ある候補からなくすことを指し、非表示は上位キーワードに入っていない状態のことを指します。そのため、前述したグーグルに削除依頼を行うのは文字通り削除のため、うまくいけば候補の中から消えるため、ほぼ半永久的に出てこなくなります(例えば、『株式会社○○ ブラック』というキーワードが削除されても、今後『株式会社○○ブラック』というスペースが入らないキーワードは表示される可能性があります)。

しかし非表示は、あくまでも検索候補順位の下の方に追いやるだけなので、何かのタイミングで再度露出される場合があります。対策会社が行うのは主に非表示施策のため、対策を止めてしまうと再浮上してきてしまうリスクがあります。削除と非表示、それぞれの違いを理解しておきましょう。

検索候補機能を非表示にすることは可能?

自分のiPhoneやAndroidにおいて、safariやchrome、edgeなどのブラウザの検索候補表示機能をオフにすることは可能です。こちらに詳細が書かれています。ただし、あくまでも自分の検索環境で非表示になるだけなので、他のユーザーが検索する際には、機能をオフにしていない限り表示されるため、いずれにせよネガティブワードが表示されている状況では対策を講じることが必要です。

もし表示させたくないキーワードが表示されてお悩みの方は、是非一度当社までお気軽にご相談ください。最適な対処方法をご提案させていただきます。

検索候補非表示のお問い合わせ