サジェスト対策(サジェスト広告)とは?
サジェスト対策とは、ヤフーやグーグルなどの検索エンジンにおいて、キーワードを入力する際に表示されるサジェストキーワードを最適化させる対策です。特に広告目的で特定のキーワードをサジェスト欄に表示させる対策をサジェスト広告と呼びます。
本記事では、サジェスト対策の仕組みや費用、メリット・デメリットなどについて、サジェストを10年以上研究してきた当社が解説します。サジェストはマーケティングに活用できる非常に強力なツールのため、サジェスト対策に興味をお持ちの企業様はぜひご一読下さい。
ネガティブなサジェストをすぐに削除したい場合はこちら
サジェストのアルゴリズムについて解説
サジェスト機能は、Yahoo、google、百度などの各検索エンジンはもちろん、ヤフーショッピングやAmazon、楽天などのECサイト、さらには小紅書(RED)、大衆点評など、海外のプラットフォームでも採用されている全世界共通の便利機能です。そのため、ユーザーにとって馴染みのある機能であり、ユーザーの入力の手間を省く効果があるため、多くのユーザーが利用していると考えられます。サジェスト機能のアルゴリズムは、プラットフォームによって異なりますが、検索数がベースになっています。一定の集計期間が設けられ、その期間で検索されている回数が多いキーワードがサジェストキーワードの更新のタイミングで表示されます。そのため、サジェストキーワード=ユーザーがよく検索しているキーワードとなるため、ユーザーのニーズを把握する機能としても活用できます。

Yahoo(ヤフー)サジェストの仕組み
ヤフーのサジェストに関しては、よく検索されるキーワードが10個抽出され、検索数が多い順に並んでいると言われています。また、PCとスマホで表示内容が異なりますが、後述するグーグルサジェストのように検索地点や検索履歴などによってサジェストの表示内容が異なるということは基本的にありません。どのような環境で検索しても同じサジェストが表示されます。ただし、Yahooにログインしている状態の場合、パーソナライズ化される傾向にあります。

一方、Yahoo虫眼鏡(関連検索ワードとも呼ばれます)においても、原則PCとスマホで表示内容が異なります。

Yahooサジェストの更新頻度は、キーワードによって異なります。いわゆるビックキーワードはほぼ毎日更新され、ミドル〜スモールキーワードは数日に1度更新されることが多いようです。
LINE内の検索とも連動
またヤフーの検索エンジンは、現在LINEにも搭載されています。ヤフーの発表によると、LINE内でヤフー検索が利用されている回数は月間で1億回以上とされているため、商材やサービスによっては、グーグルだけでなくヤフーの対策にも力を入れる必要があると言えるでしょう。

●検索数が多いキーワードがサジェスト表示される
●サジェストキーワードの更新頻度は2,3日に一回程度(キーワードの検索需要により頻度は異なる)
●PCとスマホで表示内容は異なる
●検索地点によって表示内容に違いは出ない(ヤフーIDでログインしている場合はパーソナライズ化される)
●LINE内の検索エンジンにも採用されている
Google(グーグル)サジェストの仕組み
Googleのサジェストに関しては、ヤフーよりも仕様がややこしいため、注意が必要です。
大きな特徴は、検索する場所や端末、個人の検索履歴にあわせて、パーソナライズ化されるという点です。全体的なベースは決まっておりますが、個人の検索環境によってばらつきが大きくなります。当社独自の調べでは、このばらつきは複合キーワードよりも単一キーワードのほうが大きくなるようです。

単一ワードを見てみると

グーグルサジェストの更新頻度は、おおよそ1ヶ月に1度です。ヤフーよりも更新頻度が少ないため、サジェスト対策が実際に反映されるまでの期間は長くなります。ただし、ニュース性の高いキーワードなど、短期間で大量の検索が行われたキーワードの場合、リアルタイムで表示されることもあります。

●検索数が多いキーワードがサジェスト表示される
●サジェストキーワードの更新頻度は1ヶ月に一回程度(キーワードの検索需要により頻度は異なる)
●PCとスマホで表示内容は異なる
●検索地点、デバイス、過去の検索履歴によって表示内容はパーソナライズ化される
●リアルタイム性の高いキーワードは即日表示されることがある
サジェスト対策のやり方は?自分でもできる?
サジェスト対策は、基本的に自分で行うことは難しいです。基本的にサジェストのロジックを理解している代理店や対策会社が行う施策となります。
ただし、ネガティブなサジェストキーワード対策に関しては、自分でヤフーやグーグルに削除の申請を出すことが可能です。最終的に削除されるかどうかはプラットフォーム側の判断となり、削除されない場合はやはりサジェスト対策を実施できる対策会社に依頼する方法が一般的です。
ネガティブなサジェストキーワードを削除したい場合は、こちらをご覧下さい。
サジェスト広告のメリットとデメリット
ここからは、特定のサジェストキーワードを表示させる対策・サジェスト広告のメリット、デメリットを整理してみます。
メリット①:SEO対策よりもサジェスト対策の方が早く結果が出る
SEO対策は上位化されるまでに時間を要する場合が多く、即効性に欠けます。しかし、サジェスト広告は、Googleでも1ヶ月〜2ヶ月程度で表示されるケースが多く、即効性が高いのが特徴です。また2023年6月現在、お申し込みいただいたキーワードの約80%がお申込み頂いた6ヶ月後も継続していただいているというデータがございます(当社実績)。サジェスト対策は、費用対効果の高い検索エンジン向け施策として多くの企業様にご好評頂いております。

メリット②:よく検索されているというイメージをユーザーに与えられる
サジェストで表示されるということは、多くの人が検索している(=有名なお店、サービス、会社)というイメージをユーザーに与えることができます。キーワード検索をする際に、広告や検索結果画面よりも早く一番最初に目につく箇所のため、駅前に看板を出すようなイメージです。そのため、サジェスト広告はブランディングにも最適です。実際にサジェスト広告をご依頼頂く40%くらいのクライアント様はブランディング目的で導入しております。一つの対策でアクセスアップとブランディングの双方を実現することが可能です。

メリット③:リスティング広告よりも単価を抑えられることが多い
リスティングを出稿されている企業様は多いですが、業種によっては単価が非常に高く、コストパフォーマンスが悪くなるケースがあります。しかし、サジェスト広告の場合、リスティング広告の数十倍のパフォーマンスを実現することも珍しくありません。
事例:キーワードを『植毛』でリスティング広告と比較した場合
月間検索数・・・9,900
リスティング広告の推奨単価・・・1,781円
1クリック当たり31.3倍の
パフォーマンス!
◎サジェスト広告を実施した場合
9,900×8%(平均CTR)=792クリック
1,500円×30日=45,000円(おおよそのサジェスト対策費用)
45,000円÷792クリック=56.8円/クリック
デメリット①:費用対効果がわかりにくい
リスティング広告のように1クリックのコストが把握できる施策ではないため、費用対効果が見えづらいというデメリットがあります。しかし、他の広告と比較してコストが手頃なため、継続していただきやすい施策です。
デメリット②:サジェストBANのペナルティを受けることがある
表示されたサジェストキーワードが、検索エンジン側によって非表示にされてしまうBANが行われる場合があります。一度BANされてしまうと完全一致で再表示させることが基本的に難しくなります。
サジェスト広告の効果やクリック率
サジェスト広告は、リスティングの広告のような管理画面があるわけではないため、効果測定は難しい施策になります。表示される前後でアクセスの流入がどう変化するか等で効果を図るしかありません。
また、サジェストが表示された場合のクリック率は、サジェストの表示内容や順位によっても異なりますが、8〜15%と言われています。上位かつユーザーの目を引くように他のサジェストワードよりも長い方がクリック率は高くなる傾向にあります。
また、とあるWEBマーケティング会社が実施したアンケート調査によると、予測変換(サジェスト)で検索するユーザーが前年比1.6倍に増加したという結果も存在し、多くのユーザーがサジェストを活用していることがわかります。
データ元:https://webtan.impress.co.jp/n/2024/08/09/47524
○認知度向上、アクセスアップが期待できる
○比較的低コストで実施可能
○広告っぽくなく、自然にアピールできる
○サジェストキーワードのクリック率は8〜15%程度
○サジェスト機能を利用するユーザーは増加傾向
×効果測定が難しい
×サジェストBANのリスクがある
サジェスト広告のキーワード選定方法
サジェスト広告のポイントはキーワード選定です。どのキーワードに対して、なんというキーワードを表示させるかを考えることが重要です。キーワード選定のポイントを解説します。
基本的には検索ボリュームベースで考える
どのキーワードに対して対策を行うか、に関しては、基本的には検索ボリュームをベースに決めるのがセオリーです。よく検索されているキーワードほどサジェストのクリック数も多くなると考えられるため、検索ボリュームが大きいキーワードで行うことでアクセスアップを実感しやすくなります。
競合が多いキーワードは避ける
既に競合名がサジェスト欄にたくさん表示されていると目立たなくなってしまい、クリック率は低下します。そのため、できる限り他社が行っていないキーワードで対策することをおすすめします。
グーグルに関しては、できる限り顕在キーワードでの対策を推奨
グーグルのサジェスト機能は、仕様上検索地点や過去の検索履歴によってサジェストの表示内容が変わってきます。特に検索ボリュームが大きい単一キーワード(ダイエットサプリ等)だと、表示されるエリアが限定的となってしまいます。そのため、グーグルに関しては、できる限り顕在キーワード(ダイエットサプリ おすすめ 40代等)で対策することをおすすめします。
一般的に顕在キーワードは単一キーワードよりも検索ボリュームが小さく、大幅なアクセスアップは期待できませんが、単一キーワードで検索するユーザーよりもコンバージョンに近いユーザーが検索するキーワードのため、コンバージョンアップが期待できます。また対策費用も抑えられるため、結果的にコストパフォーマンスが良くなることもあります。


当社では、キーワード選定のサポートも無料で行っておりますので、どのキーワードで対策していいか分からない企業様は、一度お気軽にご相談ください。
サジェスト広告の実績例
ここからは、サジェスト広告の実績例を紹介していきます。
実績例①:都内のクリニック様
新規で立ち上げた都内の美容クリニック様において、施術名でサジェスト対策を実施したところ、表示日からアクセスが増加しました。

クリニック様は、当社の実績の中でも最も多い業種の1つです。医療系のキーワードはリスティング広告の単価が高価であったり、そもそも出稿できないキーワードも多く、サジェスト対策が有効となるケースが多いです。

実績例②:Saasの会社様
少し難易度が高いSaas業界のワードで実施させていただきました。10日間のうち、2日間表示されない日がありましたが、その日は明らかにアクセスダウンしているのがわかります。

サジェスト対策を行い、サジェストからの流入数やコンバージョン数を計測することはできませんが、GA4で部分的に効果を見ることは可能です。

サジェスト対策の費用
サジェスト対策の料金は、対策するキーワードやプラットフォームによって異なります。表示対策は成果報酬体系で日額600円〜、非表示対策は月額固定料金で25,000円〜となりますが成果報酬体系でも承れます。
プラットフォーム | 表示対策 | 非表示対策 |
ヤフー | 日額600円〜 | 月額25,000円〜(月額固定) |
グーグル | 日額800円〜 | 月額40,000円〜(月額固定) |
その他 | 日額1,000円〜 | 月額35,000円〜(月額固定) |
対応可能なプラットフォーム
ヤフー、グーグル、Bing、YouTube、楽天、Qoo10、Amazon、百度、TikTok、小紅書(RED)、大衆点評
広告費に多くの予算を割けない中小企業様でも導入していただきやすいよう、業界最安値のコスト水準でサービスを提供しております。また、完全成果報酬のため、表示されなかった日に関しては費用は頂きません。
また、他社様の中にはデポジットとして前金が必要となる場合がありますが、当社では前金や初期費用はいただいておりません。月末締めの翌月末日払いというわかりやすいお支払いサイクルを設定しております。
※個人の方や、一部の業種においては2ヶ月分の預かり金を頂戴しております。

サジェスト対策会社(代理店)の選び方
サジェスト対策を行っている会社や代理店は数社ありますが、以下の点を抑えながら選定することをおすすめします。
①費用(固定でかかるのか、表示された日のみかかるのかも合わせて確認しましょう)
②成功率(表示できるかどうかは対策会社によって異なります)
③契約期間(特に初めて行う場合は、短い方が試しやすいと言えるでしょう)
④エビデンス(日々表示されたかどうかをどのようにお互い確認するのかが重要です)

サジェスト対策・サジェスト広告は株式会社ルミネージにおまかせ!
当社・株式会社ルミネージの特徴をご紹介いたします。
1.創業11年の老舗企業
当社は2013年創業で、創業時からサジェスト対策を展開しております。そのため、対策キーワード数も8,000キーワード以上と豊富にあり、お取引先様も上場企業様から個人の方まで幅広く対応しております。
2.最安値保証
当社のサジェスト対策は、多くの企業様にご満足いただけるよう、最安値保証を設けさせていただいております。もし弊社よりも安い会社様がございましたらお気軽にお申し付けください。
3.サジェスト対策以外のレピュテーションリスク対策も可能
逆SEO対策やSNS上の監視など、ネット上のあらゆるレピュテーションリスク対策がまとめて可能です。検索ページにネガティブな記事が表示されているなど、サジェスト以外にもお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。
4.海外のサジェスト対策も可能
当社は、ヤフー、Google以外にも中国の検索エンジン・百度や大衆点評、rednote、TikTokなど、海外のプラットフォームのサジェスト対策も可能です。サジェスト機能のアルゴリズムを知り尽くした当社だからこそできる対策となります。インバウンド向け集客の施策としても多くの企業様にご利用いただいております。

よくある質問と回答
ここからは、サジェスト広告/サジェスト対策に関するよくある質問について解説していきます。
- Qサジェスト広告は危険?対策によるペナルティはあるの?
- A
SEOに有効とされている被リンク対策は、検索順位が大幅に下がるペナルティを受ける危険性が高いですが、サジェスト広告にはそのようなペナルティはなく、危険性は小さいと言えます。実際、施策を行ったことで順位が下がった等の事例はございません。ただし、対策で表示されたキーワードが何らかの理由で消えてしまった場合、再度同じキーワードを表示させることが難しくなります。
- Q不快なサジェスト汚染を消す方法は?
- A
サジェスト汚染とは、サジェスト欄に不快なネガティブキーワードが表示され、汚染されている状況を指します。サジェスト汚染を回避する方法は厳密にはありません。検索するユーザーが存在する限り、汚染される可能性は0にはできないため、サジェスト汚染が発生した場合は、検索エンジン側に削除依頼を出すか、弁護士または専用の対策会社に依頼する必要があります。
- Qサジェスト汚染対策を故意に行うことは違法?
- A
サジェスト汚染対策自体の違法性を問うことは難しいとされています。サジェストは言ってしまえばキーワードの羅列に過ぎないため、違法と認定するにはかなりハードルが高いとされています。誰がサジェスト汚染を行っているかを調査することも難しく、サジェスト汚染を改善させるには、専用の対策を行って取り除くしかないのが実情です。
- Qサジェスト対策はどんなキーワードでもできますか?
- A
ナイトワークやアダルトなど、一部のキーワードを除いて基本的に全て可能です。ただし、検索ボリュームが数万に及ぶようなビックキーワードは表示率が低下します。
- Qサジェストの表示内容は全国同じですか?
- A
ヤフーのサジェストはどこで検索しても同一のサジェストワードが表示されます。グーグルのサジェストは検索場所によって異なるサジェストワードが表示されます。
- Q日々の対策状況はどのように確認できますか?
- A
表示後、貴社専用の管理画面を共有させていただきます。その管理画面で、キーワードごとの日々の順位がご確認いただけます。流入数など、順位以外の確認はできません。
- Q対応可能なプラットフォームを教えてください。
- A
ヤフー、グーグル、YouTube、楽天、Qoo10、Amazon、百度、TikTok、小紅書(RED)、大衆点評で対応可能です。
- Q代理店契約は可能ですか?
- A
可能です。一度お問い合わせください。
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