最終更新日:2024年11月3日
サジェスト対策とは?わかりやすく解説!
サジェスト対策とは、ヤフーやグーグルなどの検索エンジンにおいて、キーワードを入力する際に表示されるサジェストキーワードを最適化させることを指します。特に広告目的で特定のキーワードをサジェスト欄に表示させる対策はサジェスト広告と呼ぶこともあります。
本記事では、サジェスト対策の仕組みや問題点、メリットデメリットなどについて、サジェストを長年研究してきた当社が解説します。サジェストはマーケティングに活用できる非常に強力なツールのため、サジェスト対策に興味をお持ちの企業様はぜひご一読下さい。
ネガティブなサジェストを削除する目的のサジェスト対策はこちらをご覧下さい
サジェストマーケティングは、ユーザーのニーズを把握するのに役立つ
サジェスト機能は、Yahoo、google、百度などの各検索エンジンはもちろん、ヤフーショッピングやAmazon、楽天などのECサイト、さらには小紅書(RED)、大衆点評など、海外のプラットフォームでも採用されている全世界共通の便利機能です。そのため、ユーザーにとって馴染みのある機能であり、ユーザーの入力の手間を省く効果があるため、多くのユーザーが利用していると考えられます。多くのサジェスト機能が、検索数をベースに実装されていると言われているため、サジェストキーワード=ユーザーがよく検索しているキーワードとなり、ユーザーのニーズを把握する機能としても活用できます。
Yahoo(ヤフー)サジェストの仕組み
ヤフーのサジェストに関しては、よく検索されるキーワードが10個抽出され、検索数が多い順に並んでいると言われています。また、PCとスマホで表示内容が異なりますが、後述するグーグルサジェストのように検索地点や検索履歴などによってサジェストの表示内容が異なるということは基本的にありません。どのような環境で検索しても同じサジェストが表示されます。ただし、Yahooにログインしている状態の場合、パーソナライズ化される傾向にあります。
一方、Yahoo虫眼鏡(関連検索ワードとも呼ばれます)においても、原則PCとスマホで表示内容が異なります。
LINE内の検索とも連動
ヤフーの検索エンジンは、現在LINEにも搭載されています。ヤフーの発表によると、LINE内でヤフー検索が利用されている回数は月間で1億回以上とされているため、商材やサービスによっては、ヤフー対策も無視できないと言えるでしょう。
Google(グーグル)サジェストの仕組み
Googleのサジェストに関しては、ヤフーよりも仕様がややこしいため、注意が必要です。検索する場所や端末などによってサジェストの表示内容が異なる上、個人の検索履歴にあわせて、パーソナライズ化もされやすいという特徴があります。傾向として、複合キーワードは比較的PCとスマホで同じサジェストキーワードが表示されやすいですが、単一ワードになると、非常にばらつきが出やすくなります。
単一ワードを見てみると
このようにばらつきがあるのがわかります。グーグルサジェストの更新頻度はばらつきが大きく、1週間で更新されることもあれば、2ヶ月更新されないときもあります。ヤフーよりも更新頻度が少ないため、特定のサジェストが表示されるまでの期間は長くなります。ただし、ニュース性の高いキーワードなど、短期間で大量の検索が行われたキーワードの場合、一時的に表示されることもあります。
サジェスト対策のやり方は?そもそもサジェスト対策は自分できる?
サジェスト対策は、基本的に自分で行うことは難しいです。基本的にサジェストのロジックを理解している広告代理店や対策会社が行う施策となります。
ただし、ネガティブなサジェストキーワード対策に関しては、自分でヤフーやグーグルに削除の申請を出すことが可能です。最終的に削除されるかどうかはプラットフォーム側の判断となり、削除されない場合はやはりサジェスト対策を実施できる対策会社に依頼する方法が一般的です。
サジェスト広告のメリット・デメリット
ここではサジェスト広告のメリット、デメリットを整理してみます。
メリット①:SEO対策よりもサジェスト対策の方が早く結果が出る
SEO対策は上位化されるまでに時間を要する場合が多く、即効性に欠けます。しかし、サジェスト広告は、Googleでも1ヶ月〜2ヶ月程度で表示されるケースが多く、即効性が高いのが特徴です。また2023年6月現在、お申し込みいただいたキーワードの約80%がお申込み頂いた6ヶ月後も継続していただいているというデータがございます(当社実績)。サジェスト対策は、費用対効果の高い検索エンジン向け施策として多くの企業様にご好評頂いております。
メリット②:よく検索されているというイメージを与えられる
サジェストで表示されるということは、多くの人が検索している(=有名なお店、サービス、会社)というイメージをユーザーに与えることができます。そのため、サジェストマーケティングはブランディングにも最適です。実際にサジェスト広告をご依頼頂く40%くらいのクライアント様はブランディング目的で導入しております。一つの対策でアクセスアップとブランディングの双方を実現することが可能です。
メリット③:リスティング広告よりも単価を抑えられることが多い
リスティングを出稿されている企業様は多いですが、業種によっては単価が非常に高く、コストパフォーマンスが悪くなるケースがあります。しかし、サジェスト広告の場合、リスティング広告の数十倍のパフォーマンスを実現することも珍しくありません。
事例:キーワードを『植毛』でリスティング広告と比較した場合
月間検索数・・・9,900
リスティング広告の推奨単価・・・1,781円
1クリック当たり31.3倍の
パフォーマンス!
◎サジェスト広告を実施した場合
9,900×8%(平均CTR)=792クリック
1,500円×30日=45,000円(おおよそのサジェスト対策費用)
45,000円÷792クリック=56.8円/クリック
デメリット①:費用対効果がわかりにくい
リスティング広告のように1クリックのコストが把握できる施策ではないため、費用対効果が見えづらいというデメリットがあります。しかし、他の広告と比較してコストが手頃なため、継続していただきやすい施策です。
サジェスト広告の効果やクリック率
サジェスト広告は、リスティングの広告のような管理画面があるわけではないため、効果測定は難しい施策になります。表示される前後でアクセスの流入がどう変化するか等で効果を図るしかありません。
また、サジェストが表示された場合のクリック率は、サジェストの表示内容や順位によっても異なりますが、8〜15%と言われています。上位かつユーザーの目を引くように他のサジェストワードよりも長い方がクリック率は高くなる傾向にあります。
また、とあるWEBマーケティング会社が実施したアンケート調査によると、予測変換(サジェスト)で検索するユーザーが前年比1.6倍に増加したという結果も存在し、多くのユーザーがサジェストを活用していることがわかります。
データ元:https://webtan.impress.co.jp/n/2024/08/09/47524
サジェスト広告の実績例①
新規で立ち上げた美容クリニックのホームページでサジェスト対策を実施したところ、表示日からアクセスが増加しました。
※モニター実施のため、短期間で対策を停止しております。
医療系でリスティング広告でNGでもサジェスト対策は可能?
医療系のキーワードにおいて、リスティング広告は出稿できなくてもサジェスト対策は可能な場合となるケースが多いです。そのため、美容クリニック業界をはじめとし、多くの医療業界のキーワードでサジェスト対策が行われています。
サジェスト広告の実績例②
少し難易度が高いワードで10日間のうち、2日間表示されない日がありました。その日は明らかにアクセスがダウンしてしているのがわかります。
※モニター実施のため、短期間で対策を停止しております。
サジェスト広告の費用
サジェスト広告の料金は、対策するキーワードやプラットフォームによって異なります。そのため、まずは一度お問い合わせ下さい。
広告費に多くの予算を割けない中小企業様でも導入していただきやすいよう、業界最安値のコスト水準でサービスを提供しております。また、完全成果報酬のため、表示されなかった日に関しては費用は頂きません。
また、他社様の中にはデポジットとして前金が必要となる場合がありますが、当社では前金や初期費用はいただいておりません。月末締めの翌月末日払いというわかりやすいお支払いサイクルを設定しております。
※個人の方や、一部の業種においては2ヶ月分の預かり金を頂戴しております。
サジェスト対策会社の選び方
サジェスト対策会社を選定する際は、以下の点を材料に決めるようにしましょう。
①費用(固定でかかるのか、表示された日のみかかるのかも合わせて確認しましょう)
②成功率(表示できるかどうかは対策会社によって異なります)
③契約期間(特に初めて行う場合は、短い方が試しやすいと言えるでしょう)
④エビデンス(日々表示されたかどうかをどのようにお互い確認するのかが重要です)
ここからは、サジェスト広告(対策)に関するよくある質問について解説していきます。
サジェスト広告は危険?対策によるペナルティはあるの?
SEOに有効とされている被リンク対策は、検索順位が大幅に下がるペナルティを受ける危険性が高いですが、サジェスト広告にはそのようなペナルティはなく、危険性は小さいと言えます。実際、施策を行ったことで順位が下がった等の事例はございません。ただし、対策で表示されたキーワードが何らかの理由で消えてしまった場合、再度同じキーワードを表示させることが難しくなります。
サジェスト汚染対策は違法?
嫌がらせ目的として、サジェスト汚染対策を行う事例がまれに確認できます。サジェスト汚染対策は違法なのでしょうか。
結論から申し上げると、サジェスト汚染対策自体の違法性を問うことは難しいとされています。サジェストは言ってしまえばキーワードの羅列に過ぎないため、違法と認定するにはかなりハードルが高いとされています。もちろん、誰がサジェスト汚染を行ったのかを調査することも難しいです。そのため、サジェスト汚染を改善させるには、専用の対策を行って取り除くしかないのが実情です。
よくある質問と回答
- Qサジェスト広告はどんなキーワードでもできますか?
- Qサジェストの表示内容は全国同じですか?
- Q日々の対策状況はどのように確認できますか?
- Q対応可能なプラットフォームを教えてください。
- Q代理店契約は可能ですか?