子供の数が減少するにつれ、大学や高校をはじめとする学校の経営(運営)も厳しさを増しており、入学者数(志願者数)の増加が喫緊の課題になっている学校も多いようです。本記事では、学校のブランディングに焦点を当て、ネット上での施策のポイントを解説していきます。
大学や高校の知名度を上げるには、SNSと動画広告がベスト
メインターゲットは当然10代になるため、学校を知ってもらうきっかけ作りとしてはインスタグラムやTikTokなどのSNSに力を入れることは不可欠です。学園祭やオープンキャンパスなどイベントの様子を動画に撮影して魅力を伝えたり、人気のある先生に動画出演してもらい、学校説明会への来校を呼びかけるような動画でも良いでしょう。TikTokに関しては、なにもダンス動画だけがバズるわけではありません。各学校がユニークな動画制作を行っているので、参考にしてみることをおすすめします。
動画広告に関しては、依然としてYouTubeがメインとなります。最近ではスマホやテレビなど、様々なサイズでのデバイスで閲覧されることが増えてきているため、それに合わせた動画制作が必要です。動画制作の予算は30万円〜200万円程度となり、制作会社によって様々です。一度制作してしまえば、基本的にはずっと使えるものなので、パターン別に数種類制作を検討してみると良いでしょう。
学校名+評判というキーワードで検索したことはありますか?
志願者が学校のことをより詳しく調べたいと思ったときは、SNSと合わせてグーグル検索を行います。グーグル検索がされにくくなってきていると言われていますが、学校名+評判(口コミ)などで検索されている検索数は依然として多く、詳細な情報はググることで得ようとする傾向は今でもあるようです。
当社でもよくご相談いただくのが、サジェスト汚染が行われているケース。サジェスト汚染というのは、キーワードを入力したときに検索候補キーワード(サジェストキーワード)が表示される部分にネガティブなキーワードが表示される現象のことで、イメージダウンは避けられません。
こちらはとある大学名+評判で検索した際のサジェストです。「ガタ落ち」というキーワードがサジェスト表示されているようです。
実際にこの「●●大学 評判 ガタ落ち」というキーワードをクリックすると、ヤフー知恵袋などの口コミ投稿サイトにネガティブな内容が書かれていたり、広告収入を目的とした第三者が運営するブログ記事にネガティブな内容が書かれていたり、風評被害が見られます。
サイト上のコンテンツを削除することは時間と費用がかかるため非常に難しいため、このサジェスト汚染を削除した方が現実的と言うこともあり、当社の方にも削除の依頼を多くいただいております。
またこのサジェスト汚染は、グーグル以外にもTikTokやヤフーでもしばしば起こります。そのため、まずは大学名+評判や、大学名+口コミというキーワードで、サジェスト汚染が起きていないか確認してみることをおすすめします。
お問い合わせ窓口は最適化されているかどうかも合わせてチェック
まずは資料請求、というケースが多いと思いますが、肝心な資料請求の入り口がWEBサイトのどこにあるのかわかりにくい、ということは意外と多いものです。わかりやすいところに資料請求フォームがあるかどうかを今一度確認してみましょう。
フォームの項目に関しても、項目数が多すぎたり、必要以上に個人情報を取り過ぎていないかどうかも確認するようにしましょう。EFO(Entry Form Optimization:エントリーフォーム最適化)という言葉が存在するほどフォームは重要です。面倒や不安という気持ちがよぎった瞬間に離脱を招くという意識を持つことが大切です。
また最近では、フォーム以外にもちょっとした疑問に答える問い合わせ窓口としてLINEボタンを設置したり、チャットボットを設置する学校も見られます。問い合わせ窓口の手段は多ければ多いほど良いので、電話やメール、LINEはもちろん、他の連絡手段が用意できないか検討してみると良いでしょう。
積極的な情報発信と、ネガティブなコンテンツの監視に注力
WEBサイトの更新やSNSの発信はもちろん、ある程度費用をかけて広告展開を行ったり、攻めの姿勢でないと、学生の確保は難しくなってきています。またそれと同時に、ネット上での学校の評判にも目を向ける必要があります。
当社では主に、ネット上の風評被害対策を行っており、先述したサジェスト汚染の改善やネット上の監視ツールの提供などを行っております。
「ネット上での評判が悪い」
「ネット上の評判を全体的に調べてほしい」
上記のようなお客様は、是非一度お気軽にご相談ください。無料で調査させていただきます。