Qoo10(キューテン)は、日本国内で急速に成長しているオンラインマーケットプレイスの一つです。GmarketやeBayの技術を基にして、eBay Japan合同会社によって2010年にオープンし、約2,300万人のユーザーに利用されています(2023年8月現在)。Qoo10の成功の背景には、幅広い商品カテゴリーとユーザーフレンドリーなプラットフォーム、また「メガ割」や「メガポ」といった大きなセールイベントが大きな役割を果たしています。本記事では、Qoo10の集客力を強化する方法について解説していきます。

Qoo10は10〜30代の女性ユーザーが多い

Qoo10のユーザーは、主に20代から40代の男女で構成されていますが、特に10〜30代の女性が多くなっています。そのため、ファッションやコスメなどの美容関連の商品が人気です。この年齢層は、オンラインショッピングに慣れており、新しい製品やトレンドに敏感な層でもあるため、流行を抑えた商材に関しては非常に相性が良いプラットフォームと言えます。

相性の良いジャンルはどんなジャンル?

Qoo10では、多様な商品カテゴリーが取り扱われていますが、特に以下のジャンルがユーザーとの相性が良いとされています。

  • ファッション: 洋服、靴、アクセサリーなどのファッションアイテムは、若い世代を中心に高い人気があります。特に韓国ファッションのアイテムが好評です。
  • 美容: スキンケア、メイクアップ、ヘアケアなどの美容関連商品も人気が高く、多くのレビューが集まっています。
  • 食品: 健康食品やスナック、飲料などの食品カテゴリーも急成長しています。特に、韓国や海外からの輸入食品が人気です。

上記以外のジャンルでも非常に多ジャンルのため、どれくらいのマーケットがあるか、一度のぞいてみることをおすすめします。

Qoo10の集客の種類と具体的な方法を解説

Qoo10に限った話ではありませんが、これだけのユーザー数を抱えたプラットフォームですと、出品者も多く、広告やSEO対策で露出が増えないとなかなか売り上げは増えません。
ここからは、Qoo10の集客の手法や、広告のバリエーションなどについて解説していきます。

1. 広告

Qoo10の広告はトップページや検索ページ、カテゴリページなど、いろいろな場所に露出させることが可能です。またそれ以外にも、タイムセールが行われるときのページや今日の特価ページなどにも出稿できます。
おすすめなのは検索に連動する、いわゆる検索連動型広告で、プラス展示(キーワード別)やパワーランクアップ、スマートセールスが該当します。

2. メールマーケティング

Qoo10のメールマーケティングは、定期的にユーザーに送信されるニュースレターやプロモーションメールに商品を掲載する方法です。これにより、ターゲット層に直接アプローチすることができます。メールマーケティングの出稿は、Qoo10のメール広告サービスを利用して行います。

3. SEO対策

Qoo10内のSEO対策は、商品ページのタイトルや説明文、タグの最適化が中心です。効果的なSEO対策により、検索結果ページでの表示順位が向上し、自然検索からのトラフィックを増加させることができます。以下の点に気をつけて、管理画面から各項目を設定してみてください。

  • キーワード選定: 商品に関連するキーワードをリサーチし、それをタイトルや説明文に自然に組み込むことが重要です。リサーチの際は、検索キーワードのサジェストキーワードを活用したり、Googleのキーワードプランナーなども参考にすることをおすすめします。
  • 魅力的なコンテンツ: 高品質な画像と詳細な商品説明を掲載し、ユーザーにとって有益な情報を提供することで、ページ滞在時間を延ばすことができ、それが検索順位の向上につながります。

検索ボックスにキーワードを入力した際に表示されるおすすめのキーワードは「サジェストキーワード」と呼ばれており、よく検索されるキーワードが並ぶ仕様になっています。そのため、クリックさせる確率も高いため、サジェストワードもできる限りたくさん拾って上位表示させるよう、登録キーワードを調整してみましょう。

また、このサジェストキーワードは、表示させるコツがあるため、入力したキーワードに対してショップ名やアイテム名を表示させることも可能です。

まとめ

Qoo10は、多様な商品ラインナップとユーザーフレンドリーなプラットフォームを強みとし、急速に成長を遂げているECサイトです。効果的な広告手法とSEO対策を駆使することで、集客力を高め、売上を増加させることが可能です。他のプラットフォームと比較するとまだまだ認知度は低いため、先行者利益を獲得することは十分可能でしょうか。ECを展開されていてQoo10に出店されていない企業様は、これを機に出店を検討してみてはいかがでしょうか。