クリニックの口コミ対策は、Caloo(カルー)、EPARK、Googleを抑えるべし

クリニックなど医療施設の口コミ、評判系サイトは、Caloo（カルー）とEPARKが2大サイトとなっています。患者様が病院を探すとき、公式サイトはもちろんですが、この2サイトに加えて、Googleの口コミも参考にするケースが多いです。
本記事では、CalooとEPARK、Googleの口コミの仕組みについて解説していきます。

Calooのサイトの仕組みについて解説

Calooは全国の病院情報が掲載されたポータルサイトです。公式サイトによると、月間利用者数は800万人に上るようで、多くの患者様が参考にしていることがうかがえます。
病院の診療科目や住所などの基本的な情報はもちろん、患者様が投稿できる口コミ機能も備えられています。Googleほど手軽に投稿できるような口コミ機能ではないため、Googleの口コミよりも信憑性が高いプラットフォームと言えるでしょう。SEOも強いため、評判系のワードで上位に来るケースが多いようです。

Calooは、無料で情報掲載が可能なため、自院の情報が掲載されていない場合は、まずは無料登録をしてみましょう。詳細情報や写真、インタビューなどを掲載する場合はプレミアム掲載プランへの掲載が必要となりますが、3ヶ月間のお試し期間があります。こちらも気になる場合は、いったん無料期間内で使用してみることをおすすめします。

口コミ機能に関しては、登録ユーザーが自由に書き込めるようになっており、誹謗中傷や個人が特定されるような内容を除き、全て反映される仕組みになっているようです。Googleほどネガティブな口コミは見られないですが、逆にネガティブな口コミが目立ってしまうプラットフォームとも言えるため、口コミの内容は適宜チェックするようにしましょう。

EPARKのサイトの仕組みについて解説

EPARKもCaloo同様、ポータルサイトという位置づけですが、「EPARK歯科」「EPARKクリニック・病院」「EPARK接骨・鍼灸」など、ジャンルによって分かれているのが特徴です。また順番待ち＆予約システムも備えているため、ユーザー側からすると、ネットから予約ができるなど利便性が非常に高いプラットフォームとなっています。
Calooと異なり、無料で掲載できるわけではないため掲載自体にも費用はかかってしまいますが、集客力が高いプラットフォームのため、検討してみることをおすすめします。

EPARKにもCaloo同様、口コミ機能が備わっており、登録ユーザーが書き込める仕様になっていますが、ユーザー登録に電話番号登録が必要となるため、いたずらや嫌がらせはされにくいプラットフォームと言えるでしょう。またEPARKは、業種によっては点数制が採用されていない業種もあり、病院・クリニックもそれに該当するため、点数はありません。

このようにCalooとEPARKでは、それぞれ特徴の違いはありますが、集患に重要な役割を果たすプラットフォームであることに間違いありません。

Googleの口コミの仕組みについて解説

最も厄介なのがGoogleの口コミです。Googleでクリニック名や、「新宿　内科」などで検索すると、Googleの口コミとともにグーグルビジネスプロフィール（旧名Googleマイビジネス）と呼ばれる情報群が表示されます。Googleの口コミは、Googleのアカウントを持っているユーザーであれば誰でも投稿することができるため、誹謗中傷やいたずらなど、度々問題になることもあります。基本的に検索の上位に表示されるだけでなく、患者様がルート検索や電話予約など頻繁に利用するため、グーグルの口コミの点数が低いとそれだけで避けられてしまうため、他の2サイトよりも注視する必要がある箇所になります。

それぞれ口コミ対策はどのように行えば良い？

それぞれのプラットフォームの口コミ対策は、打てる手立てが限られているのが実情ですが、まずはしっかりと監視することが重要です。自分のクリニックのページに新しい口コミが増えたとき、すぐ察知できないと、万が一ネガティブ要素の強い口コミを投稿されても気づくことができず、集患の足枷になる可能性があります。そうならないようにするためにも、この3つのプラットフォームは定期的にチェックするようにしましょう。当社ではこれらのプラットフォームの口コミが一元管理できる監視ツールを提供しております。

監視する以外の対策としては、口コミを増やしたり、ネガティブな口コミが発生したときに適切な処理を行うことが重要です。例えば、Googleの口コミであれば、ピンポイントで削除することができませんが、グーグルビジネスプロフィールを一度リセットし、ゼロの状態に戻すことは可能です。それ以外にも、そもそもグーグルビジネスプロフィール自体を表示させないようにすることも技術的には可能です。